コラム

ハワイの最近の治安について

アメリカとはいえ、ニューヨークやロサンゼルスなどの都市部と比べてはるかに治安が良いと言われてきたハワイ。その治安の良さがハワイを旅行先に選ぶ理由として真っ先に挙げる日本人も非常に多いのが事実です。ところがここ数年、ハワイの治安が少しずつ悪くなってきており、特に日本人などの旅行者を狙った犯罪が頻繁に起きるようになってしまいました。



増加の傾向を見せる観光客を狙った犯罪

2017年11月、日本人観光客に大変人気のあるKCC(カピオラニ・コミュニティ・カレッジ)のファーマーズマーケットにレンタル自転車で向かっていた日本人観光客5人が襲われるという事件が発生しました。犯人グループは運転していた車で自転車に乗っていた日本人観光客の行く手をふさぎ、暴行した上に観光客の持ち物を強奪、それを助けようとした他の日本人の荷物も奪ってそのまま車で逃走しました。暴行を受けた日本人観光客は病院に運ばれましたが、10針も縫う大怪我を負ったそうです。 犯人は最初から観光客を狙ったものと考えられ、またこの時犯人は拳銃の様なものを所持していたとのことからも計画的にこの犯行に及んだものと思われます。 また、2018年の5月のお昼頃、ウォールアートで人気のあるカカアコ地区の公園の公衆トイレを利用しようとした日本人観光客がトイレ内にいた薬物中毒者と思われる人物からいきなり激しく殴打された上に首を締められるという事件が発生しました。この事件の被害者は頭蓋骨を骨折するなどの大怪我を負ったとのことです。 これらの事件は発生したのが平日の昼間、また観光地(またはその途中)で起きたことから当初から観光客を狙った犯罪としてハワイでもニュースなどで大きく取り上げられました。この他にもワイキキ内のホテルのエレベーター内で金品を脅し取られたり、バーなどで言いがかりをつけられて現金を巻き上げられたりという小さな事件がここ数年は頻発しています。観光産業が経済を支えているハワイ、政府も安全対策に乗り出していますが現在のところは残念ながらその効果はまだはっりきとは出ていない様です。



犯罪に遭わないために、でも遭ってしまったら

ではどうしたら犯罪に遭わないでいられるのか。日本でも同じだと思いますが、昼間でも人気(ひとけ)のない公衆トイレや路地などにはなるべく行かないこと、少しでもおかしいと思ったらその場をなるべく早く離れること、多額の現金などは持ち歩かないこと、単独行動はなるべく避けることなどが犯罪に遭う可能性を低くします。でももし、犯罪や事故に遭ってしまったら、電話をかけられる状況にあればすぐに911(日本の110番)に電話をして助けを求めてください。警察にも日本語を話す警官が多くいますし、「Japanese please」と言えば、通訳などを介して助けを求めることもできます。また、ホノルルには日本総領事館もありますので、パスポートなどを盗まれたりした場合は再発行などの手続きも可能です。また、医療費が日本の数十倍以上もかかるハワイ、旅行保険も入っていた方が安心です。ハワイだから、日本語が他の外国より通じるから、昼間だから、と安心せずにくれぐれも注意してハワイを楽しく過ごしていただきたいものです。




ワイキキビーチにあるホノルル警察。日本語を話す警官がいることも




人気のあまりない路地などには用がない限り近づかないほうが無難。

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