コラム

プナホウ・カーニバル

ハワイで最も有名な高校と言えば、かのオバマ元大統領も卒業したプナホウ・ハイスクールでしょう。ホノルルのマキキと呼ばれるエリアに東京ドームが30個以上も入る広大な敷地に幼稚園から高校まで3,000人以上の生徒が学んでいるマンモス学校です。この学校の歴史は古く、創立は何とハワイ王朝時代の1841年。毎年多くの生徒が全米の有名大学へ進学し、またオリンピック選手を数多く輩出していることでも有名です。学校敷地内には立派なプールやテニスコートや野球場、フットボール場なども完備され、正に文武両道という言葉がふさわしいこの学校、プライベートスクール(私立学校)なので学費の高い事でも有名で、毎朝生徒たちを送ってくる車は皆高級車ばかり。そんなプナホウ・スクールが毎年2月に行うのが「プナホウ・カーニバル」です。

ローカルが毎年楽しみにしているプナホウ・カーニバル

このプナホウ・カーニバルは1932年の大恐慌時代、学生がイヤーブック(卒業アルバム)の製作費を捻出するためにカーニバルを開催したことが始まりで、今ではジュニアと呼ばれる学年(日本の高校2年生にあたる学年)の生徒達が中心となり全校生徒、教職員、卒業生にいたるまでがボランティアで参加する一大イベントとなっています。このカーニバルの目玉はなんといってもこのカーニバルのために数週間かけて校庭全体に建設される大規模な移動遊園地。常設の遊園地がないハワイではこの移動遊園地は子供達に大人気。遊園地の他にもマラサダやハワイアンフードを売るブースや生徒のアート作品などを展示するギャラリー、また様々なものを販売しているマーケットなども会場のグラウンド内各地に設置され、カーニバル期間中は朝から晩まで周辺は車で大渋滞、はしゃぐ子どもの横でぐったりしているお父さん達を会場のあちらこちらに見るのも毎年の風物詩といえるでしょう。


これらの移動遊園地の乗り物や食べ物などは敷地内のあちらこちらに設置されたブースで販売される「スクリプト」というチケットのようなもので支払われ、このスクリプトの売上は学費を払う事が難しい学生への奨学金など様々な学校活動の資金として使われているそうです。


2月になるとローカルの誰もが楽しみにしているプナホウ・カーニバル、2018年は2月2・3日に開催予定とのこと、日本の遊園地とは比べ物にならない規模ではありますが、巨大な学園祭といった雰囲気満載のこのカーニバル、この時期にハワイにいる人は少し足を伸ばしてのぞいて見るのも楽しいかもしれません。


学生の手作り感一杯のフェスティバルの横断幕

本格的なカルーセルやジェットコースターなどが登場する。

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