コラム

ハワイが愛するIZ

ハワイからアメリカ全土、そして世界中で有名になったハワイのミュージシャンは何人もいますが、ハワイで今も昔も最も愛されているミュージシャンのひとりがIsrael "IZ" Kamakawiwoʻole(イズラエル“イズー”カマカヴィヴォオレ)、通称“Brother IZ(ブラザー イズー)”でしょう。



Makaha Sons of Ni’ihau~ハワイで愛された音楽~

彼の名前は知らなくてもハワイで彼の音楽を耳にしたことがある人は多いはずです。



“イズー”ことイズラエル・カマカヴィヴォオレは1959年ホノルル生まれ。有名なハワイアンミュージシャンだった母方の叔父より早くから影響を受け、10歳の頃から兄のスキッパー、従兄弟のアレンと一緒に音楽活動を始め、10代の終わりに兄と共に5人組のMakaha Sons of Niʻihau(マカハ ソンズ オブ ニイハウ)を結成します。

グループとして何枚ものヒットアルバムを発表しますが1982年に兄のスキッパーが肥満のために急逝、弟であったイズーもやがてグループ活動とは別にソロ活動を開始し、1990年にソロとしてはじめてのアルバム「Ka ʻAnoʻi」を発表します。

このアルバムに収録された彼の代表作とも言われる曲「Over the Rainbow/What a Wonderful World」はレオナルド・ディカプリオ主演の「ジョー・ブラックをよろしく(原題 Meet Joe Black)やハワイを舞台にしたアダム・サンドラー、ドリュー・バリモア主演の「50回目のファースト・キス」(原題 50 First Dates)など数多くの映画やTVドラマなどに挿入歌として採用され全米でもヒット、その名を知られるようになります。



ハワイを変えた歌

まその後イズーは何枚ものヒットアルバムを発表し、ハワイアンミュージシャンとしてその地位を確固としたものにしますが1997年6月26日、肥満により38歳という若さでこの世を去ってしまいます。彼の死はハワイ中の人々に驚きと悲しみを与え、その後執り行われた彼の葬儀の日はハワイ州の州旗が半旗で掲げられたといいます。



イズーの音楽はハワイアンミュージックにジャズとレゲエの要素を持ち込んだ作風が後のハワイアンミュージックに大きな影響を与えたといわれており、またその歌を通じてハワイアンの人権運動にも大きく貢献したといわれています。一時期は340Kg以上もあったといわれるその大きな身体とは対照的な繊細なウクレレの演奏と彼の優しい歌声は今もハワイの人に愛され続けています。

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