コラム

ハワイに息づくニホンゴ

「スシ」「カラオケ」「サムライ」などの日本語はすでに世界中に広く浸透していますが、日系人の多いハワイではこれら以外にも実に多くの日本語が日々の生活で使われています。日本からハワイに旅行に来た人にとっては「こんな言葉まで!」と驚いてしまうものも。今回はそんなハワイに根付いた日本語をいくつかご紹介します。



食べ物にまつわる言葉



ハワイで耳にする日本語で最も多いのが「ベントー」や「オカズ」など、やはり食べ物にまつわる言葉のようです。

明治時代以降、移民としてハワイに渡っていった日本人が持ち込んだ食文化がそのままハワイに根付いたものとされており、「サシミ」「モチ」「ダンゴ」「アラレ」といったものから「ニシメ(煮しめ)」などの現代の日本でもあまり聞かれないような単語もハワイではごく自然に使われています。

また、ハワイでは日本食に限らずお惣菜のことを「オカズ」と呼ぶことも多く、そのようなお惣菜を扱うお店の屋号には「オカズ」の単語が入っていることも珍しくありません。

ただし、これらの食べ物の一部には呼び方自体が日本語でもその食べ物自体はハワイ風にアレンジされていることも多く、「ダンゴ」という名前で呼ばれていても、実際には日本のいわゆる「お団子」とは似ても似つかないものが売られていたりすることもあります。



日本の伝統



食べ物以外だと「ボン(盆)」などもハワイに根付いている日本語のひとつ。

日本のお盆の季節になるとハワイのあちこちの神社などで櫓(やぐら)が組まれ、「ボン・ダンス(盆踊り)」が開催され、屋台で食べ物が売られたりして浴衣を着た地元の人々で賑わいます。

夏の夜、遠くに懐かしい盆踊りの音楽や太鼓の音が風に乗って聞こえてくると、ついついそわそわしてしまう日本人も多いようです。



「ゴースト」?「オバケ」?

その他、変わったところでは「オバケ」という日本語もすっかりハワイの人に浸透している日本語です。

ハワイにも色々な怪談が存在するのですが「ゴースト」とは呼ばずに「オバケ」と呼ぶところが何となくユーモラス。

ハワイに伝わる怪談をまとめた「オバケ・ストーリー」の本も何冊か出版されています。

100年以上の歴史を経て、ハワイに定着した日本語たち。探せばまだまだ見つかるはず。ハワイのあちこちで息づく「ニホンゴ」を探してみるもの楽しいかもしれません。


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