コラム

ホノルル・レイル・トランジット〜オアフに電車が走る日〜

ここ最近、オアフの西部エリア、カポレイやワイパフなどでは工事現場を見るようになりました。これは2011年に着工した「ホノルル・レイル・トランジット」と呼ばれるオアフ島に開通予定のレイルシステムの工事が現在進められているためです。

オアフの西部のカポレイからアロハ・スタジアム、ホノルル国際空港、ダウンタウンを経てアラモアナ・ショッピングセンターまでの約20マイル(約32km)を21の駅で結ぶこのレイルシステムプロジェクト、完成すれば始発駅のイースト・カポレイから終点アラモアナ・ショッピングセンターへは約42分、ホノルル国際空港からはわずか16分ほどでアラモアナ・ショッピングセンターへ移動することができるとされています。



山積みの課題



実はこの「ホノルル・レイル・トランジット」、プロジェクトがスタートしたのはなんと40年以上も前のこと。1960年代、オアフ島の人口の増加に伴い交通渋滞が深刻化したために、当時のホノルル市郡がオアフ島東部の住宅地、カポレイ地区からホノルル中心部までのレイルウェイを建設する計画を立ち上げたものの、資金難や近隣住民の反対運動などにより長い間実現されないまま計画は棚上げされていました。

21世紀に入り、ようやくプロジェクトが承認され着工はしたものの工事は大幅に遅れており、現在の計画では第1フェーズ(段階)のイースト・カポレイ〜アロハ・スタジアムまでの部分開通が2018年、第2フェーズを含むアラモアナ・ショッピングセンターまでの全面開通は2019年の予定。

また2011年の着工後、工費が予想を遥かに超過してしまった事で資金難にも陥っており、全線の開通まではまだまだ数多くの問題を抱えているようです。



開通すれば益々便利に

とはいえ、このレイルシステムが開通すればオアフ島南部の慢性的な交通渋滞はかなり緩和されると予想されており、毎日片道1時間以上をかけてオアフ島西部の住宅地からホノルル市内まで自家用車やバスで通勤している人達にとっては交通渋滞や事故などによる遅れる心配のないレイルウェイ・システムは朗報といえるでしょう。またハワイへの観光客にとっても、交通渋滞やタクシーのメーターを気にする事なく短時間、かつ一定料金でホノルル国際空港やアロハ・スタジアム、パールハーバーなどの観光地へ移動できるようになる事は大きなメリットとなるかもしれません。


※文章中の情報は本文執筆時(2015年11月)時点でのHonolulu Authority for Rapid Transportation (HART)の発表内容に基づいています。


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